木材を塗装をしよう!

 

DIYで棚や家具を作った時、やっぱり塗装したい時がありますよね。

せっかく作った棚に手垢をつけたくない。自分好みの色づけにDIY家具をしたい。

理由はいろいろあってもともかく塗装をしたいあなた、木材の塗装をDIYしちゃいましょう。

 

メニュー

 1)木材塗装の準備

 2)木材塗装の手順

  ①オイルフィニッシュ

  ②ウレタン塗装

 3)木材塗装のコツ

 

1)木材塗装の準備

木材は1本として同じものはありません。

木それぞれが、樹齢を重ねいろいろな表情を木の表面に表しています。

その木の表情を生かしていける塗装をしていきたいですよね。

まず、木の表面にはいろんな物があると思います。年輪、節、割れ、ピンポール、何らかの拍子で受けた打ち傷等。

そのようなものを木の個性ととらえるのか、欠点とみるのかで、対処の仕方は大きく変わってきます。

 

節のまわりにへこみのある木材

 

欠点とみれば、その部分は除去するか、なんらかの対応をしないいけませんが、個性ととらえれば、それを生かす方法を考えるようになります。

いずれにしても、まず、木の表面をじっくりと観察してどうすれば良いか考えて行きましょう。打ち傷が気になれば、その上から濡れた布をあて、その布の上からアイロンをかければ、かなり改善が期待できます。ピンホールなどの穴が気になれば、速乾ボンドなどで埋めてしまうのもよいでしょう。

木の表面の掃除

 

サンディング加工

 

木の表面の手直しがすむと、次にサンドペーパーで木が平坦になるように整えます。その時サンドペーパーでは木が平坦にならないようなら、電気カンナ、手カンナ等で、まず、木にカンナがけして、次にサンドペーパーをかけるようにしましょう。

木の表面があまりにガサガサだとサンドペーパーで仕上げようとすると、大変な労力が必要になります。

サンドペーパーをかけるのは、毛羽立ち、傷、汚れの除去をして木の表面を平坦にするためです。

サンドペーパーは、#80 #150 #180 #240などがあり、数字が大きいほど目が細かくなります。例えば#150で荒くサンディングした後、#240の目の細かいもので仕上げをするなどが良いでしょう。

木工塗装をする場合、塗装する前にサンディングして、木を平坦にすることが大切であり、木工塗装の仕上りは、木の表地調整にかかっていると言っても良い位です。サンディングは木の目地にそって行って下さい。

細かい作業の所も木の目にそうようにトライしましょう。

 

2)木材塗装の手順

オイル塗装

 

オイル塗装刷毛塗り

 

①オイルフィニッシュの場合

屋内用と屋外用によって、塗料を変える必要があります。塗料メーカーにより、施工方法が違うので、必ず塗料メーカーの施工手順を良く読んで、施工して下さい。

一般的な方法としては、屋内用では1回塗りと2回塗りがあります。

1回塗りの場合、木の素地調整が終わった後、オイル塗料を塗って乾けば完成です。着色したい時、ツヤを出したい時は、重ね塗りになります。又、メーカーによっては、1回塗りした後、木の表面の塗料を布などで拭き取った後、重ね塗りをする場合もあります。

屋外の場合は、重ね塗りが基本になります。屋外用のオイル塗料を使用して、下塗りをして、下塗りの乾燥を待って仕上げ塗装します。3回塗りが必要な場合もあります。

 

②ウレタン塗装の場合

ウレタン塗装には、水性塗料と油性塗料があります。

 

水性塗料

 

油性塗料

 

水性塗料がDIYに向いていると思います。水性塗料は塗料に水を加えて、希釈して使用します。主に屋内で使用して、比較的においが少なく、乾燥時間も油性に比べると短くすみます。家具や壁板、フローリングなどに使用してみてはどうでしょうか。

 

ウレタン塗装の油性は、溶剤1液型と溶剤2液型があります。1液型は、溶剤で希釈します。2液型は、それに加えて硬化剤を加えます。水性塗料に比べるとややにおいが強く乾燥時間も長くかかります。耐久性には優れているので、屋外に使用するのに、向いています。ウッドデッキ、パーゴラなどに塗装するのには、油性塗料を使う方が良いでしょう。

ウレタン塗装の手順は、まず、木部の表面をサンディングしてなめらかになるように整えます。次に塗料がついてはいけない所をマスキングテープなどで養生します。そして塗料を良くかき混ぜてから水や溶剤を加えます。そして刷毛でていねいに塗料を塗っていきます。厚く塗らないように注意して下さい。乾燥すれば完成ですが、乾燥中にゴミがつかないようにしましょう。

カラー塗装作業

 

3)木材塗装のコツ

木材塗装をする前に木材の表面をきれいに整えましょう。

ひび割れ、ピンボールなど気になる所は、ボンドなどでつぶしておき、サンドペーパー#180 #240位で丁寧に毛羽立ちなどを押さえておくと、塗装した後も表面がなめらかになります。

逆に、塗装する前に表面がガサガサだと塗装後もガサガサになってしまいます。

次に塗装する前に、塗装をかけたくない所にはしっかりと養生をしておきましょう。

マスキングテープなどで養生をしておけば、塗装したい所とそうでない所をはっきり分ける事ができます。

木の木目にそって塗っていきましょう。

木目にそって塗っていけば、自然な仕上りになります。

一度に厚く塗料を塗らないようにしましょう。厚く塗ってしまうと、表面がいつまでたってもべとついた感じになったり、塗装した内部が乾かずシワやヒビ割れがおこる事があります。

雨の日や湿度が高い日や、温度があまりに低い日も塗装を避けた方が良いです。天気の良い日塗装をしましょう。

オイルフィニッシュを使用した布は必ず水に濡らして処分して下さい。オイル塗料がついて放置していると布から発火する危険性があります。

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